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PP KungFu について

 「PP KungFu」はスライド制作を効率化するさまざまな機能を搭載したパワーポイントの拡張機能(アドイン)です。
既存のパワーポイントの機能をワンクリックで呼び出す機能や、標準機能ではできなかった作業時間を短縮する機能もあり、きっと貴方のスライド制作の生産性を向上させることでしょう。
また、 作者はパワーポイントのスライド制作業でもあります。日々の制作の中で非効率と感じたものは、常に製品化(新機能)への反映へとつなげていくように意識しています。

対応OS:Windows 10 / Windows11
    ※Macには対応しておりません。
PowerPointバージョン:2019 / 2021

インストール

  1. ダウンロードして解凍した「PPKungFu_Pro_v1.01」フォルダを、マイドキュメントなどの任意の場所に保存してください。
    ※フォルダごと配置してください。また、my_settings.config は ppkungfu-PRO.ppamと同じフォルダ内に配置し、削除しないでください。
  2. ppkungfu-PRO.ppamを右クリックして「プロパティ」を開き、セキュリティ項目の「許可する」にチェックを入れて、OKボタンをクリックします。
  3. パワーポイントを起動します。
  4. 左上の「ファイル」メニューをクリックして、下部にある「オプション」を選択します。
  5. 「Powerpointのオプション」ウインドウが開いたら、左側のメニューから「アドイン」を選択します。
  6. 下部の「管理」ドロップダウンメニューで「PowerPoint アドイン」を選択し、「設定」ボタンをクリックします。
  7. 「新規追加」ボタンをクリックし、ダイアログボックスが表示されたら、上記1で配置した「ppkungfu-PRO.ppam」ファイルを選択します。
    ※マクロの警告が表示された場合は、マクロを有効にします。
  8. 最後に「閉じる」ボタンをクリックして、登録を完了します。

出力ツール

JPG出力

スライドをすべてJpegファイルとして出力します。
出力先は、パワーポイントファイルが保存してある場所と同じディレクトリに保存されます。

チェックツール

表示・非表示チェック

パワーポイントでオブジェクトを表示/非表示にするには、[ホーム]タブの[編集]グループから[選択]ボタンをクリックして、[オブジェクトの選択と表示]をクリックすると画面右側に選択ウインドウが表示されます。

本機能は、パワーポイント内のすべてのスライドの中で、非表示になっているオブジェクトがあるスライドをメッセージで表示してくれる機能です。

ワンクリックシェイプ

スライドの左側にシェイプをワンクリックで配置します。ただそれだけの機能ですが、修正対象のページをマークしておいたりする付箋のような使い方をするのに便利です。
[設定]>[ワンクリックシェイプ]から、透明度と幅を設定することができます。

便利ツール

シェイプ位置コピー・ペースト

シェイプや画像を、同じ位置に同じサイズで配置したい場合に使用する機能です。

  1. 最初にコピー元となるオブジェクトを選択して、「シェイプ位置のコピー」をクリックします。
  2. 次にコピー先のオブジェクトを選択して、「シェイプ位置のペースト」をクリックします。
    オブジェクトが1で選択した位置と同じところに、同じサイズで配置されているのを確認してください。

よく使う揃え

複数のオブジェクト同士を揃える機能の拡張版です。
例えば1回のクリックで、左揃えと上揃えを同時に行います。

また、[設定]>[よく使う揃え]で、以下の4種類の中から1つ設定することができます。

  • 左上揃え
  • 右上揃え
  • 左下揃え
  • 右下揃え

縦横比固定

オブジェクトの縦横比(アスペクト比)を固定したいとき、この機能を使うとワンクリックで縦横比を固定できます。

オリジナルシャドウ

いつでもワンクリックで、お気に入りの影をシェイプに適用できます。
[設定]>[オリジナルシャドウ]から、影の細かな調整をあらかじめ登録しておくことができます。

オリジナルシェイプ

よく使うシェイプを、ワンクリックでスライドに設置する機能です。
[設定]>[オリジナルシェイプ]から、シェイプの高さや幅、透明度、塗りの透明度、線の太さを登録できます。

オリジナルテキスト

使用するフォントによっては、デフォルトの余白が適していない場合も多くあります。
[設定]>[オリジナルテキスト]で登録した余白とフォントサイズのテキストを、いつでも呼び出すことができます。

PRO

ナンバリングコピー

選択したシェイプに連続した番号を振る機能です。
最初のクリックで数字の “1” を、その後はクリックするたびに数字を増やしてシェイプをコピーし続けていきます。
また、「開始番号」を設定することで、”5″ からスタートしたい場合などにも対応可能です。

もっと微調整

パワーポイントのオブジェクトのサイズ調整は、0.1cm単位です。
それだと思い通りにいかないような細かな調整が必要な時、この機能を使えば0.01cm単位で調整できるので、細かな部分の調整にも便利です。

PRO

クイック段落調整

パワーポイントの標準機能では、テキストの段落・行間の調整具合は、段落設定ウインドウで確定するまでは確認することができません。
「クイック段落調整」を使えば、スライド上のテキストの段落を調整しながら、リアルタイムで視覚的に確認することができます。
テキストボックスはもちろん、テキストの入力されているシェイプにも対応しています。

クイックスポイト

ワンクリックでスポイト機能をすぐに使用できます。
シェイプの塗りと、テキストの塗りのどちらでも使用可能です。

画像調整ツール

拡張メタ貼り付け

イラストレーターなどからコピーしたパス情報も、ワンクリックでパワーポイントに貼り付けできます。

PRO

サイズ指定画像リサイズ

スライドに配置した画像を、指定したサイズ(幅と高さ)にあわせる機能です。

画像のアスペクト比は維持しながらサイズ調整が行われ、比率の違う画像に対しては画像の一部をトリミング処理します。

  1. はじめに、指定したい画像のサイズを決めます。
  2. 画像を選択した状態で「サイズ設定」をクリックします。
  3. サイズを変更したい画像を選択します。
    (画像を複数選択した場合も、一括でサイズ調整を行います。)
  4. 「画像リサイズ」をクリックします。

※[設定]>[サイズ指定リサイズ]から、あらかじめサイズ(幅・高さ)を設定しておくこともできます。

スライドフィット

選択した画像やシェイプを、スライドの幅(または高さ)にあわせてフィットさせる機能です。

トリミングクリア

トリミングされた画像のトリミングをクリアします。
パワーポイントの標準機能にある画像のリセットと異なり、画像のサイズをそのままにトリミング領域のみをクリアすることができます。
トリミングクリア後には、クリア前のサイズのシェイプが配置されます。

※本機能を使用するには、[設定]>[トリミングフィット]から、「トリミングクリア」にチェックを入れてください。

PRO

トリミング維持画像差替え

パワーポイントの標準機能の「図の変更」では、トリミングされた領域はすべてリセットされてしまうため、画像を入れ替えた後に再度同じ位置・サイズで再現するためには、トリミング等の調整をやり直さなければなりません。

 

「トリミング維持画像差替え」機能は、画像を変更する前のトリミング領域を維持しながら画像を差替えます。画像差替え後の再調整が必要ないため、作業時間を大幅に削減できます。

※本機能を使用するには、[設定]>[トリミングフィット]から、「トリミング維持画像差替え」にチェックを入れてください。

アニメーション関連ツール

PRO

レイヤー一括非表示

「レイヤー一括非表示」ボタンをクリックすると、選択したオブジェクトより上(上位レイヤー)にあるオブジェクトを、一括ですべて非表示にします。
また、一括で非表示にしたオブジェクトは、「レイヤー再表示」ボタンをクリックすれば再度表示されます。

PRO

アニメーション直下コピー

時系列で連続性のあるアニメーションを作成するとき、そのアニメーションがどこ(何番目)に配置されていたかはとても重要です。
一度解除してしまったアニメーションは、もともとどこに配置してあったか分からなくなってしまいます。

この機能では、アニメーションの設定されているオブジェクトを、バックアップのようにコピーすることができます。(選択したオブジェクトの直下にコピーされます。)

PRO

オーバーラップアニメーション

一定の秒数で連続したアニメーションを設定したい場合に使用する機能です。

1)アニメーションが設定されているオブジェクトを一括で選択します。
2) ボタンをクリックします。
3)秒数を設定するウインドウが表示されますので、秒数を選択してOKボタンをクリックします。

※パワーポイントのアニメーションは、オブジェクトが選択された順番に設定されます。オブジェクトを選択する際は、アニメーションを表示したい順番で選択してください。

キャプションツール

テキスト追加

画像を選択してボタンをクリックすると、テキストボックスに入力した文字が選択した画像の下にキャプションとして配置されます。
位置は画像下部の「左・中央・右」のいずれかを選択可能です。